木々の緑が色濃くなる時期となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
金沢で毎年恒例の6 月のイベントといえば「金沢百万石まつり」です。
祭りのメインイベント「百万石行列」は加賀藩の藩祖・前田利家が、旧暦6月14日に自分の領地となった金沢城に赴く様子を再現しています。
今年の利家役は石原良純さん、妻・お松の方役は北乃きいさんです。
そこで今回は、金沢の歴史にとって欠かせない存在である前田利家についてご紹介します。
利家は尾張に生まれ、織田信長に仕官すると、「赤母衣(あかほろ)衆」という精鋭を集めた信長の親衛隊に選ばれます。「槍の又佐」と呼ばれるほどの槍の名手として知られ、信長の元で武功を上げ、頭角を現しました。
また、のちの豊臣秀吉=木下藤吉郎とは夫婦ぐるみで仲が良かったと言われています。秀吉の元で、利家は加賀国の一部を拝領することとなり、本拠地となる金沢城へと入りました。秀吉が亡くなる前に、利家は子・秀頼の後見を任されましたが、その利家も翌年あとを追うように没しました。
その後は徳川家康の天下となり、前田家に謀反の嫌疑がかかると、お松の方は人質として江戸に送られました。
そのような努力もあって、前田家は存続し、金沢は江戸時代には江戸・大阪・京に次ぐ都市として繁栄しました。
2002年の大河ドラマ「利家とまつ」では唐沢寿明さんが利家、松嶋菜々子さんがお松の方(まつ)を演じるなど話題を呼びました。ドラマで描かれていたような豪快で血気盛んながらも律儀で実直なイメージ、そして「加賀百万石」の繁栄の礎を築いた人物として、今でも市民に親しまれています。
金沢城の石川橋の下には利家の立像があり、こちらは金色に輝く「金鯰尾兜」を身につけているのが特徴的です。
そして、金沢の観光地としても有名な尾山神社の境内には、赤母衣をまとい、槍を手にした勇壮な若き日の利家の騎馬像があります。この神社には利家とお松の方が祀られています。
金沢観光の際には、戦国の乱世を生き抜き、金沢の礎を築いた2人にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
○金沢芸妓のほんものの芸にふれる旅2025-26
期間:2025年4月26日(土)~2026年3月28日(土)
※期間中の指定土曜日
→ お座敷遊び体験 金沢芸妓のほんものの芸にふれる旅
敷居が高いと言われている芸妓のおもてなしを気軽に体験することができます。
○徳田秋聲記念館 三館連携・馬場小学校回顧展「光を追うてvol.2―馬場小学校と秋聲―」
期間:3月26日(水)~6月22日(日)
→ 企画展「光を追うてvol.2―馬場小学校と秋聲―」
昨年、小学校の統合に伴い閉校となった秋聲の母校に関する展示。川端康成の自筆の碑文原稿も展示されます。
○室生犀星記念館 企画展「魚眠洞の時代 犀星のノスタルジア」
期間:3月15日(土)~7月6日(日)
→ 企画展「魚眠洞の時代 犀星のノスタルジア」
犀星が郷里に戻って暮らしていた約1年間の作品を集めた「魚眠洞随筆集」を中心とした企画展です。
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担当:川島・中宮
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