本施設は、文豪・徳田 秋聲の異母兄、正田 順太郎が住まわれた
明治30年より以前に造立された築150年の武家屋敷です。
短編小説「町の踊り場」でも秋聲が順太郎のもとに訪れた様子が描かれております。
2020年までゲストハウスとして運営されておりましたが、
「ゆっくりと時間がとける陽だまり」のような宿をコンセプトに
この度2021年10月より上質な町家ホテル「町の踊場」として新たに生まれ変わりました。
(1871~1943)
石川県金沢市生まれ。泉 鏡花、室生犀星と並ぶ金沢三文豪のひとり。
尾崎紅葉の門下を経て、田山花袋、島崎藤村らとともに明治末期、日本の自然主義文学における代表的作家として文壇に名乗りを上げました。その後、明治・大正・昭和と三代にわたり常に文壇の第一線で活躍した、文字通り「大家」の名にふさわしい作家です。
代表作は「新世帯」「黴(かび)」「足迹」「爛」「あらくれ」「町の踊り場」「仮装人物」「縮図」など
(引用:徳田秋聲記念館 https://www.kanazawa-museum.jp/)
築150年の武家屋敷を趣はそのままに快適な町家ホテルとして修繕しました。
思わず足を止めたくなる正門をくぐると水盤の細やかな音がお出迎え。
リビングの縁側にそっと腰を下ろすと広大な庭園が目の前に広がり街中の喧騒を忘れさせてくれます。
暖かく照らす陽を浴びながら、耳を伝う鳥や風に揺れる葉のさえずり。
「ゆっくりと時間がとける陽だまり」を感じながらお過ごしください。