暦の上では秋となりましたが、まだまだ厳しい残暑が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は読書の秋にちなみ、金沢出身で当館ゆかりの文豪、徳田秋聲についてご紹介をさせていただきます。
秋聲は当時の大人気作家であった尾崎紅葉に弟子入りし、先に入門していた同郷の泉鏡花らと共に「紅葉門下の四天王」と呼ばれました。新聞に連載した長編小説「雲のゆくへ」で文壇に認められるようになり、その後、明治から昭和にかけ活躍、日本の自然主義文学における代表的作家との評価を受けています。
また、金沢の卯辰山にある「徳田秋聲文学碑」は日本初の文学碑とも言われています。帝国劇場などを手掛けた金沢出身の谷口吉郎が設計し、同じく金沢の作家・室生犀星自筆の年譜が刻まれています。
さらに完成した際の記念講演では、秋聲を敬愛するノーベル賞作家の川端康成が、「日本の小説は源氏に始まって西鶴に飛び、西鶴から秋聲に飛ぶ」という最高の賛辞を残しています。
今でも全国のファンの皆様が、秋聲が寝泊まりしていた当館にいらっしゃいます。
往時の屋敷の様子も描かれている短編小説「まちの踊り場」などの関連書籍は蔵カフェ2階の本棚にございますので、ご宿泊の際は是非お手にとってご覧くださいませ。
石川県では、10月14日から11月26日まで「いしかわ百万石文化祭」が開催されます。
「文化絢爛」をキャッチフレーズに、石川県立音楽堂の邦楽監督でもある狂言師・野村萬斎さんが開閉会式のディレクターを務め、加賀宝生流の宗家による能「道成寺」、「加賀・能登にまつわる伝統・伝説」を吟と舞により表現する「全国吟剣詩舞道祭」など、約150もの多種多様なイベントが開催されます。
中でも金沢城公園を舞台にした、アート集団「チームラボ」による壮大な光のアート作品の展示が見ものとなっております。
https://www.teamlab.art/jp/e/kanazawacastle/
この秋、金沢の多彩な文化をどうぞお楽しみください。
※各種イベントの詳細は、「いしかわ百万石文化祭」ホームページ内の公式ガイドブックをご覧ください。
https://ishikawa-bunkasai2023.jp/
兼六園・金沢城公園・玉泉院丸庭園の秋のライトアップ「金沢城・兼六園四季物語 ~秋の段~」が開催されます。ライトアップの時間帯は兼六園が無料開放となります。
開催予定日時などの詳細は兼六園観光協会のホームページにてご覧いただけます。
https://kenrokuen.or.jp/illumination/
蔵カフェのメニューに、新たに「ミルクブリューコ-ヒー」が加わりました。
挽いたコーヒー⾖を、ゆっくりと時間をかけてミルクに浸透させ、抽出しました。⽔も砂糖も使⽤していないためコーヒーの味をダイレクトに感じられると同時に、クリーミーで優しい味わいもお楽しみいただけます。
是非お試しください。
2023年6月より、有料会員様のご予約方法が変わりました。
下記の有料会員様専用ページにて予約方法をお読みの上、ご予約下さい。
https://odoriba.net/members/
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たくさんの会員様にお目にかかれますことを、スタッフ一同心待ちにしております。
【町家ホテル 町の踊場】
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担当:川島・中宮
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